2022年11月11日
季刊『禅文化』第266号 -特集 禅門の入院(じゅえん) ~主にその儀式について~- が刊行 されました...
季刊『禅文化』第266号
-特集 禅門の入院 ~主にその儀式について~ -
が刊行 されました。
今号の特集は、禅寺に住職が入り、御護りをしていくときの儀式である入院についての考察です。
一般の人には余り馴染みがない行事ですが、一ヶ寺に入るには、そのお寺を護る役割に値する人物であるのかどうか試される、重要な儀式です。つまり、ただ単に役割に就任するという手続きではなく、そこには入院しようとする僧侶の修行の境地が問われているのです。その意味で大切な儀式であり、興味深い内容を含んでいます。
本号は、
古来、寺院の住持となる人物にはどんな素養や手腕が求められてきたのだろう。それを示すひとつの機会として、本山継承の儀式である晋山開堂を捉える。儀式の意義を知ると同時に、寺院の継承について考えたい...
と紹介されています。
執筆者も、近年南禅寺の新管長に就任された伝芳庵田中寛州老師をはじめ、専門家の皆さんが貴重な内容を詳しく解説してくださっています。
詳細はこちらを参照してください。
季刊『禅文化』には、住職 古川 周賢老大師も引き続き連載を 続けておりましたが、この第266号で、連載は最終回となります。
『禅の見方、考え方(三〇) 私とは何者か - 己事究明(二七)』
老大師は、
『禅文化』は、禅に興味を持った学生時代から憧れていた雑誌でした。
執筆陣は、禅の世界で一流の方ばかりで、まさか自分がこの雑誌に文章を書かせていただけるとは思っておりませんでしたし、ましてや連載までさせていただけるとは思っていませんでした。
足掛け8年も拙文を連載させていただき、感謝の思いです。
と話しておられました。
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