大般若祈祷会

大般若祈祷会とは、大般若経６００巻を毎日２０の巻ずつ、３日間をかけて転読し、国家安寧、 万民和楽を祈る、新年の始まりにふさわしい行事です。 毎年1月2日には、部内寺院の出頭があり、本堂の中は華やかな雰囲気に包まれます。

快川国師・機山信玄公毎歳忌（信玄公祭り）

信玄公は、京に向かう途上、五三年の波乱に満ちた生涯を終えました。 その死は遺言にしたがって秘密にされ、３年の服喪の後、嫡子勝頼によってその葬儀が恵林寺 において盛大に営まれました。信玄公は生前、恵林寺を自らの菩提寺と定めていましたので、 今日、信玄公の墓所は、境内、不動堂の裏手にあり、４月１２日の命日には、その師であった 快川国師の法要に合わせて同じく法事が行われます。この法要の日には、『信玄公祭り』が開催 され、境内には24将の姿をあしらった幟旗が立ち並び、稚児行列や舞の奉納、露天で賑わいます。

開山夢窓国師毎歳忌

恵林寺の開山、夢窓疎石の命日には、国師の遺徳を偲んで、近隣寺院および檀家総代多数の出頭を得て、本堂において盛大な法要が行われます。 開山忌は禅宗寺院において、最も大切な行事です。前日9月29日夕刻４：００から、開山堂兼仏殿（かいさんどうけんぶつでん）において「宿忌（しゅくき）」が開催されます。また、当日３０日早朝５：３０から「献粥（けんしゅく）」、そして１１：００には「方丈（ほうじょう）」において、国師にお膳を供えての「半齋（はんさい）」が行われます。