記念事業に関わるご寄付のお願い

武田信玄公生誕五〇〇年四五〇回忌

戦国の雄、武田信玄公は、大永元年11月3日(1521年12月1日)に、甲斐国守護・武田信虎の嫡長子として、要害山城(甲府市上積翠寺町)においてこの世に生を受けました。

本年令和3年(2021年)は、生誕500年の記念の年にあたります。
甲斐の虎、戦国最強と恐れられた信玄公は、元亀4年4月12日(1573年5月13日)、三州街道の信濃国駒場(長野県下伊那郡阿智村)において、53年を一期として、波瀾に満ちたその生涯を終えられました。来年令和4年は、450回忌の記念の年にあたります。
信玄公の廟所である恵林寺では、令和3年・4年(2021・22年)と続く信玄公記念の年を期して、『武田信玄公生誕500年・450回忌記念事業』を立ち上げ、信玄公菩提寺にふさわしい寺観に整えるとともに、時代を超えて光り輝く信玄公の偉大な事績を顕彰することを発願いたしました。

記念事業01

外拝観路改修事業

瞑歩禅

足で見て目で音を感じる

武田信玄公生前の御姿を対面で写したとされる、信玄公等身大の『武田不動尊像』が祀られている「明王殿」から、柳沢吉保公霊廟を経て恵林寺本堂に戻る経路に、新拝観路『冥歩禅』が設けられました。

信玄公所縁の不動尊を参拝した後、祈りのこころを持って静かに己と向き合い、清らかな仏世界を体験していただく場所です。

一歩一歩足を進めながらの瞑想の体験を通じて、禅の心に触れていただきます。

記念事業02

文化事業

書と花

天地~雑華世界~

武田信玄公は天下一の弓取りとしてその名を轟かせましたが、同時に万巻の書物を読み、漢詩・漢文に親しみ、茶の湯を嗜み、特に和歌の技量に優れた第一級の教養人でした。

この度の信玄公記念の年にあたりましては、これまで余り強調されてこなかった、時代に抜きん出た文化人としての信玄公にスポットを当て、記念の文化事業にも力を入れています。

その第一弾として、書道と華道の出会い、特別展書と花『天地~雑華世界~』を開催し、全国から注目を集めました。

記念事業03

写真集『禅の四季彩』

恵林寺観光パンフレット刊行

この度の記念事業では、文化的な発信に重点を置いた企画を展開しています。恵林寺と深い御縁をいただいています写真家工藤憲二氏撮影による恵林寺の美しい四季の彩りを、記念写真集『禅の四季彩』として、記念の年に相応しい装丁の豪華本で刊行いたします。

記念事業04

武田不動尊明王殿整備

かつては秘仏として公開されることのなかった『武田不動尊像』は、今日では『明王殿』において皆様にお詣りをいただいております。この度の記念事業では、明王殿の整備を通じて、祈りの場に相応しい場にいたします。
なお、令和3年4月13日から、『武田不動尊像』は山梨県立博物館に特別展示となります(山梨県立博物館開館15周年記念特別展『生誕500年武田信玄の生涯』展)。
正式な形では、初めて恵林寺を出ての展覧になります。不動堂明王殿とは異なる明るい照明の下で、圧倒的な信仰に裏付けられた仏師の技術の粋を御覧いただければと存じます。

記念事業05

本堂水引・戸帳新添

恵林寺本堂正面に掛かる水引・戸帳は、既に60年以上の年月を経ております。
この度の記念の年にあわせて普段用、そして快川国師・信玄公忌の時に用いられる特別な水引・戸帳を新添いたします。併せて、明王殿にも新添いたします。

記念事業06

『恵林寺歴代頂相集』出版

恵林寺本堂正面に掛かる水引・戸帳は、既に60年以上の年月を経ております。
この度の記念の年にあわせて普段用、そして快川国師・信玄公忌の時に用いられる特別な水引・戸帳を新添いたします。併せて、明王殿にも新添いたします。