2021年06月02日

季刊『禅文化』:第260号 -特集 在家禅 居士と大姉- が刊行 されました...

季刊『禅文化』第260号  

 

  -特集 在家禅 居士と大姉- 

 

が刊行 されました。

 

近年は、「マインドフルネス」のブームに牽引された「瞑想」への関心の高まりの影響もあり、禅寺で開催される「坐禅会」への参加者も多いと聞きます。

現代の日本は爆発的なものではないものの、「禅ブーム」の中にあるということができるかもしれません。

しかし、もう一方では、禅寺に入門、剃髪・出家・得度して正式な禅僧としての人生を歩もうとする人の減少は深刻な問題となっています。

 

仏教はもともと出家を中心にした教団をベースとしていましたが、古くはインドの維摩居士、中国の龐居士など、出家をせず世俗に身を置きながら修行を行い、高い悟りの境地に遊んだ人々がたくさんいます。

そのような在俗の修行者を、居士・大姉といいます。

 

この特集ではこうした居士・大姉をめぐる歴史的な変遷をたどりながら、禅の世界の将来を考える、という意欲的な考察が行われています。

 

特集記事としては、龍澤僧堂師家 松華室 後藤榮山老大師による『在家禅指針』をはじめとした諸論考が並びます。

 

詳細はこちらを参照してください。

 

季刊『禅文化』には、住職 古川 周賢老大師も引き続き連載を 続けており、この第260号でも、

  『禅の見方、考え方(二四) 私とは何者か - 己事究明(二一)』

というタイトルで執筆をしておられます。

 

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   公益財団法人 公禅文化研究所

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