2020年12月02日

三菱UFJビジネススクエアSQUET 12月号 特集『経営者のための読書案内』に、住職古川周賢老大師が推薦図書を上げられました...

三菱UFJビジネススクエアSQUET 2020年12月号 『特集 経営者のための読書案内』に、住職古川周賢老大師が推薦図書を上げられました。発行は、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社です。

 

老大師は、

今回は、経営者となる人のために「知識を蓄え、教養を深め、見識を高める」という観点から推薦図書を考える、というご提案をいただきました。

新型コロナウイルス感染症の世界的な流行は、私たちの誰もが、好むと好まざるとにかかわらず、意識しようとしまいと、世界全体と密接に結びつきながら生きている、生きていかなければならないということをあらためて実感させました。ビジネスの世界においてはなおさらです。

こうした時代において忘れられがちなのは、毎日もの凄いスピードで駆け巡る大量の情報とは違う、もっと深いところで動いているものの考え方、感じ方の次元を考えることです。要するに、私たち日本人のものの考え方、感じ方の基礎にある物は何か、西洋社会のものの考え方、感じ方の基礎にあるものは何か、アジアの、アフリカの...ということです。

もちろん、これは途轍もない作業ですから簡単にはいきませんが、少なくとも、日本人としての私たち自身のものの考え方、感じ方は、どういうものなのか、そして明治維新以後欧米の文化を取り入れ、ヨーロッパ社会のルールにしたがって生きているからには、ヨーロッパ社会の考え方、感じ方の基礎となる部分には、きちんと向き合っておくべきだと思います。

ということで、5冊を選びました。

①鈴木大拙:『禅と日本文化』、②沢庵:『不動智神妙録』、③プラトン:『国家』、④カント:『永遠平和のために/啓蒙とは何か』、⑤ユヴァル・ノア・ハラリ:『21 Lessons』。

どれも、専門家でなければ読めないものではありませんし、有名な割には実はあまり読まれておらず、それでいて読んでみればとても深く豊かな内容のものばかりで、経営者となるような人は、ぜひ読んでおいて欲しいですね...

 

と話しておられました。

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