令和2年11月29日(日)、
第31回恵林寺文化講座:『日本絵画の見方・禅芸術の楽しみ』
が開催されました。
講師は、花園大学歴史博物館館長・花園大学教授 福島恒徳先生。
当日は、40名を超える皆様のご来場を得まして、充実したひとときとなりました。
持参いただきました沢山の資料と、会場に展示された恵林寺寺宝を実際に提示しながらの解説は大変に興味深く、美術史学という学問分野の底力と凄みを実感いたしました。
お忙しい中お越しいただきました皆さま、そして何よりも、遠路、強行軍にもかかわらず、熱い情熱が迸る講座をお聞かせくださりました福島先生、本当にありがとうございました。
講座後、住職古川周賢老大師は、
講師をお願いしました福島先生は、恵林寺の宝物調査依頼の御縁をいただいていて、毎年の曝涼展にお越しいただき、本当に御世話になっています。
残念ながら、山梨では本格的な美術史研究のお話を聞くことはできません。
福島先生のお話は、最先端の美術史研究がどのようなものなのか、その凄みを余すところなく伝えてくださっていました。ご来場の皆さんの熱心なご様子からも、それがわかります。
山梨には貴重な宝物が沢山あります。
こうしたきっかけを通じて、もっともっと郷土の文化財にも関心が高まってくれれば良いですね...
と話しておられました。