2018年12月30日
第11回『恵林寺文化講座』が開催されました...
平成30年12月21日(金)、
第11回『恵林寺文化講座』、
有賀亮右先生の『利休百首の裏のウラ』第4回
が開催されました。
全6回の講座も、これで後半に入りました。
第4回は、クリスマスにちなんだ設えで、本席には、基督磔刑像に十字架、そしてヴェネチアン・グラスの燭台。リュトンの花入れ。
脇席には、マザー・テレサの肖像写真。
釜は七宝紋を十字に見立て、ラリックの水指には麦の文様...
『ヨハネ伝』「一粒の麦もし死なずば...」を思い起こさせます。
住職、古川周賢老大師は、
毎回、深く鋭い講座で、ほんとうに勉強になります。
今回の講座の内容も、茶の湯とキリシタン大名の深い関わりを切り口に、茶道とキリスト教の関係にまで踏み込み、ただ、クリスマスだからというだけの趣向とは次元の違う、深く鋭い内容になっていました。
お道具そのものの取り合わせの美意識の洗練も見事に、ただただ圧倒され、感嘆するばかりの90分でした。
このような講座をお寺で行うことができるというのは、本当に嬉しいことで、住職としての念願がまた一つ叶いました...
と話しておられました。
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