2021年12月31日

令和4年度住職年頭の御挨拶...

ご挨拶

新年、明けましておめでとうございます。
恵林寺花園会員、檀信徒のみなさま、お変わりなく健やかに新春を迎えられましたこと、謹んでお喜び申しあげます。
おかげさまをもちまして当山も、一同無事に新しい年を迎えることができました。

 

『武田信玄公生誕五百年』の正当を迎えた昨年、年初において、『武田不動尊像』をめぐる重大な発見がございました。山梨県立博物館における特別展『生誕五百年 武田信玄の生涯』出展のための事前調査において、像内をファイバー・スコープで探査したところ、像立時期の「元亀三年四月」と作者「仏師康住」の文字を確認いたしました。
これにより、『武田不動尊像』が、信玄公が亡くなる前の年の四月に完成されたものであることが決定的となりました。「信玄公の生き写し」「肉附きの不動尊」と呼ばれたこの不動尊の伝承に、歴史的な真実が込められているという、お寺としての考え方に、さらに一段と真実性が増したのだと思います。
『武田不動尊三尊像』は、上述の県立博物館における特別展において、ほぼ半世紀ぶりに恵林寺の外部において展示されることになりましたが、広々とした空間で、計算された適切な照明下で拝見しますと、その壮麗荘厳なお姿が、さらに一段とひきたち、不動尊に対する信玄公の信仰と崇敬を、ありありと立ち昇らせているかのような思いを致しました。

 

さて、令和三年も前年に引き続き、一年を通して新型コロナウイルス感染症に振り回された感がございます。年が明けた令和三年の一月七日には一都三県が「緊急事態宣言」の対象区域とされ、山梨県は対象とはなりませんでしたが、隣県が指定の対象となり、ましたので、山梨県でも、感染拡大防止のため、「新型インフルエンザ等対策特別措置法」第二十四条第九項に基づき、一月八日から二月二十八日までの間、感染拡大防止対策への「協力要請」が出されました。その後も、八月六日から二十二日まで間、同じく「協力要請」が出され、八月二十日から九月十二日までの間、国による「まん延防止等重点措置」の対象区域に指定されました。その後、九月九日には県による感染拡大防止対策の「協力要請」が出され、この要請は本年令和四年三月三十一日までとなっています。
コロナ禍のもとでの生活も二年目に入り、徐々に日常の生活が戻ってまいりましたが、それでも、いまだに公の場でのマスクの着用、こまめな手指のアルコール消毒、三密回避のためのソーシャル・ディスタンス確保の実施、飲食店でのシールド使用など、以前とは異なる生活習慣は続き、あたりまえの日常となってきています。
恵林寺でも、昨年同様、葬儀・法要の自粛、拝観者の激減の影響は今も続き、お寺の行事も基本的には縮小規模での催行、中止・延期となっております。
皆さまご存じの通り、正月の『大般若祈祷会』『快川国師・信玄公毎歳忌』『開山夢窓国師毎歳忌』『恵林寺第二十一世不晦軒正道大亨禅師大和尚毎歳忌』も、山内・縁故寺院のみの出頭、総代三役のみの参詣となりました。
この他、『武田信玄公生誕五〇〇年』記念事業として予定されていました、茶道鎮真流御宗家による『武田信玄公生誕五〇〇年記念献茶式・記念茶会』は中止。信玄公の誕生日である十一月三日に、恵林寺徒弟のみの出頭、茶道表千家流宗芳会有志による「供茶」のみが厳修されました。

そうした中、恵林寺写真集『禅の四季彩』は令和三年四月十二日に無事刊行され、茶室『一个亭』の移転完了、武田家家臣団墓所西側柵改修工事、新拝観路『冥歩禅』の完成、武田不動尊不動堂『明王殿』拝殿部分改修工事、同水引戸帳新添を果たすことができました。

また、昨年二月十二日から、毎月十二日の信玄公月命日に新たに「武田不動尊特別祈祷」をはじめました。
明治三十八年の恵林寺の火災からの再建の時にもご縁の皆さまにお配りしました『鎧不動尊』のお姿を中央に配した特別祈祷札を新たに謹製し、不動堂に於いて法要・特別祈祷を厳修しております。
四月十二日の信玄公忌の後、山梨県立博物館での特別展『生誕五百年記念 武田信玄の生涯』後期展出展、そしてその後の本格修復のため、武田不動尊と勢多迦童子・矜羯羅童子の二体の脇侍が東京芸術大学に移送されておりますので、五月以後は、武田信玄公の霊牌を本堂に安置し、信玄公霊牌の真前において厳修いたしております。
お不動様本躰が不在という状況下ではありますが、少しずつ皆さまの認知も拡がり、恒例の御祈祷行事として定着しつつあります。

 

さて、令和四年度本年正当を迎える、『武田信玄公四五〇回忌』につきましては、次々と変異株が発生する新型コロナウイルス感染症の今後の様子が予想できないため、昨年同様、現時点では、行事としては確かなものとして計画を確定することができません。
今の時点で申し上げることができますのは、三年に一度の茶道表千家不審庵による献茶式は、本年が正当となりますので、例年は九月三十日の開山忌に併せて献茶式を挙行しておりますところ、本年は特別に日程を変更し、四月十一日、毎年恒例の『信玄公毎歳忌』の前日に、信玄公四百五十回忌記念献茶式という形で計画を進めております。
表千家不審庵猶有斎御家元、大徳寺派管長嶺雲室高田明浦老大師のご来駕を願っておりますが、コロナウイルスの流行との兼ね合いから、計画について確実なことはここでお話しすることはできません。
また、本年秋には、コロナウイルス流行のために二年間にわたって延期となっております、茶道鎮真流御宗家による献茶式も、できますならば実現したいと願っております。
そのほか、『武田信玄公生誕五〇〇年・四五〇回忌記念事業』の中で、現在進行しているものは、『恵林寺歴代住職頂相集(仮題)』の出版準備、武田信玄公忌専用の本堂水引・戸帳一式の新添、茶室一个亭周辺整備事業(待合・庭園整備)です。
これらにつきましては、社会状況を踏まえ、検討の上、決まり次第告知させていただきます。

 


   令和三年度のご報告

 

令和三年度は、恒例の、放光寺と協力しての『恵林寺・放光寺除夜の鐘』と新年初法要の『祝聖(しゅくしん)』で新年の幕開けをいたしました。そして、正月二日の『恵林寺大般若祈祷』を挟んで、正月三日間の『大般若祈祷会』が例年通り厳修されました。
一月四日の『年頭回礼』は、新型コロナウイルス感染症流行に配慮して、中止。
七日から、武田不動尊『明王殿』拝殿部分改修工事が開始。
恒例の十六日の『檀徒年賀』は中止。同じく、毎年恒例の恵林寺花園会婦人部『御礼会』も中止となりました。


二月十五日釈尊入滅『涅槃会』の日には、山梨大学表千家茶道部の恵林寺稽古。同日朝から、特別展『生誕五〇〇年記念 武田信玄の生涯』展準備のための武田不動尊三尊像の調査が開始。この時の調査で、不動尊像の下部からファイバースコープが挿入され、内部調査が行われた結果、この不動尊像が「元亀三年四月」に「仏師康住」によって像立されたことが確認されました。
二十一日には、表千家同門会山梨支部総会が恵林寺大書院・八衞門座敷に於いて開催され、その後オンライン特別講演『コロナ時代の茶の湯』が八衞門座敷において開催されました。

三月六日から、前年の十二月十二日以来オンラインのみとなっておりました『恵林寺坐禅会』を再開。併せて、『恵林寺親子お茶教室』第四期生の稽古始め。同十一日には、東日本大震災の追悼読経をいたしました。
三月十二日午後一時三十分から、恵林寺大書院において武田不動尊像についての記者発表が行われました。出席者は、住職古川周賢老大師のほか、山梨県立博物館館長守屋正彦氏、山梨文化財研究所・帝京大学准教授岡田靖氏、山梨県文化財保護審議会委員鈴木麻里子氏、山梨県文化財課文化財指導監・信玄公宝物館館長小野正文氏(司会)、山梨県立博物館学芸員近藤暁子氏、同西願麻以氏。ここで、武田不動尊像の像立年代、及び作者が公式に発表されました。
同十八日には『春期彼岸会大施餓鬼』が、恵林寺山内・総代三役のみの出席により厳修。
同二十七日には第四期『恵林寺親子お茶教室』の卒業式。同二十九日には第三十一回『恵林寺文化講座』:『特別講座 小笹宗匠に学ぶお茶のこころ(六)』が開催されました。

四月三日には、快川国師火定の日を記念して、『快川国師特別朱印』を謹製・発行いたしました。
同五日には、武田不動尊三尊像についての新発見をご紹介・ご説明のために、甲州市・山梨市・笛吹市三市の市長さん、教育長さんが恵林寺にお越しになり、住職、信玄公宝物館の小野正文館長がご案内をいたしました。七日には、同じく峡東の財界人の皆さまがお越しになり、住職がご案内をいたしました。
四月十一日・十二日の『快川国師・武田信玄公毎歳忌』は、先に触れましたとおり、山内・縁故寺院でのみ執り行いました。『信玄公祭り』および総代による「旗立て」は、昨年に引き続き中止となりました。また、この日に合わせて武田信玄公を記念して『風林火山特別朱印』を発行いたしました。
翌、四月十三日、「武田不動尊三尊像」が、山梨県立博物館における特別展『生誕五〇〇年 武田信玄の生涯』出展のために、武田不動尊『明王殿』から搬出され、十四日から展示されました。

五月八日には『降誕会(花祭り)』、そして『降誕会』に合わせて『降誕会特別朱印』を発行。十日には山梨県立博物館の特別展『生誕五〇〇年 武田信玄公の生涯』が終了、十三日に、本格修復・学術研究のため、『武田不動尊村尊像」が県立博物館から東京芸術大学の岡田研究室に搬送されました。恵林寺へのお戻りは未定ですが、令和四年の『武田信玄公四五〇回忌』には間に合うように計画されています。また、毎月十二日の『武田不動尊特別祈祷』は、信玄公霊牌を本堂に移し、恵林寺本堂で厳修致しております。
五月十五日から、第五期『恵林寺親子茶の湯教室』が開講となりました。

六月一日には、『水無月特別朱印・清泉』を発行いたしました。同二十三日には、第三十二回『恵林寺文化講座』として茶道表千家の小笹晃宗匠をお招きして『特別講座 小笹宗匠に学ぶお茶のこころ(七)』が開催されました。

七月一日には『七月特別朱印・清風』を発行。同二十九日には、「武田信玄公墓所」北の「武田家家臣団墓所」西側柵の改修工事が終了し、引き渡し・お披露目をいたしました。

八月一日には『八月特別朱印・火裡之蓮』を発行。
八月六日には、新型コロナウイルス感染症対策のための「特別協力要請」が山梨県知事長崎幸太郎氏から出され、その後、山梨県が『まん延防止等重点措置』地域に指定されたため、すべての行事を九月十二日まで中止といたしました。
八月三十日には、『武田信玄公生誕五〇〇年・四五〇回忌記念事業』の中心事業の一つ、新拝観路『冥歩禅』、及び武田不動尊不動堂『明王殿』の工事がすべて完成いたしました。

九月一日には『九月特別朱印・金風颯颯』を発行。同六日には、移築が完了していました茶室『一个亭』の最終工事が完了、引渡となりました。九月十八日から『恵林寺坐禅会』、翌二十五日から、『恵林寺親子茶の湯教室』を再開。
九月二十九日、三十日の『開山夢窓国師毎歳忌』は、既に触れましたように、昨年と同様に御出頭は山内・縁故寺院のみ、参詣は恵林寺総代三役のみとなりました。併せて行われる茶道表千家宗芳会による「供茶」は、例年通り行われました。また、同日にはお詣りの方のために『夢窓国師特別朱印』を謹製・発行いたしました。

十月五日には、『達磨忌特別朱印』を発行。同十九日・二十日には、恵林寺第二十一世先住職不晦軒南條大亨老大師の毎歳忌を山内・縁故寺院のみで厳修いたしました。

十一月三日には『武田信玄公生誕五〇〇年記念法要・供茶式』を、恵林寺山内・茶道表千家宗芳会によって厳修。また、同日に、『武田信玄公生誕五百年記念朱印』を謹製・発行いたしました。翌四日には妙心寺の「花園流御詠歌」を学び、研鑽を重ねる臨済宗妙心寺派の『花園流無相教会』の研修の皆さまが来山、住職による案内と法話。二十三日には、茶道表千家宗芳会によるお茶会が開催、お茶室『一个亭』のお披露目となりました。
十一月三十日、『武田信玄公生誕五〇〇年・四五〇回忌記念事業』の一環として、武田不動尊『明王殿』普段用の水引・戸帳の新添を行いました。こちらも、昨年の本堂の普段用水引戸帳と同じく、名古屋の加藤法衣店による見事な仕事です。お披露目は、来年度、武田不動尊三尊像がお戻りになってからにいたします。楽しみにお待ちください。

十二月五日には、『武田信玄公生誕五〇〇年記念二人会 神田山緑・神木優』が恵林寺大書院で開催。同八日『成道会』には、『成道会記念朱印』を発行。同日夜には、本堂に於いて、合同会社『和の杜』主催、恵林寺・(株)アートワークス共催の、武田信玄公生誕五〇〇年記念講演会『柳沢吉保の武田信玄への思い ~恵林寺に於ける信玄133回忌を中心に~』が開催、講師は元淑徳大学教授 宮川葉子氏。翌九日から十一日まで、(株)地域活性局主催、恵林寺共催、甲州市・甲州市教育委員会の後援で、『都のみやげ展 京都・奈良』が開催(会場:恵林寺大書院・八衞門座敷)。開催初日には、恵林寺本堂に於いて、茶道武者小路千家家元後嗣 千宗屋師による講演、みやこの話『先 宗屋 特別講演会 - 京都・奈良 茶の湯逍遙』が開催され、期間中はお茶席『みやこの茶会』がもたれました。
十二月十二日には、『山梨むかしがたりの会20周年記念公演 武田氏の伝説』が、恵林寺本堂上間・貴人の間で開催。同日の夕方から、八衞門座敷で表千家同門会の青年部による、表千家山梨県青年部令和3年度研修『樂歴代特別展 オンラインギャラリートーク 日本の色 −赤と黒の世界−』が開催。講師は一五代吉左衞門 樂直入氏。
十二月十七日には、第三十三回『恵林寺文化講座』として茶道表千家の小笹晃宗匠をお招きして『特別講座 小笹宗匠に学ぶお茶のこころ(八)』が開催されました。

 


   住職の活動に関しては、

 

毎年恒例の、一月五日の表千家小笹晃宗匠の『空裡庵』初釜、十七日の表千家東京道場での初釜は中止となりました。
一月十日には昨年秋からのNHKカルチャー横浜ランドマークタワー教室での講座『禅語入門 禅の名言を味わう(七)』を開講いたしました(以後二回開催)。同十三日には【オンライン】『禅語入門 禅の名言を味わう(二)』全六回を開講いたしました。

二月二十一日には、表千家同門会山梨支部主催のオンライン講座『コロナ時代の茶の湯』の講師を務めました。二月二十四日、三月九日と二回にわたり、『信玄館』職員への講話。

三月二十日には、『プロティアンキャリア戦略講座』四期生に向けたオンラインでの『禅・アイデンティティ講座』を担当。

四月九日には、『信玄館』において、武田信玄公像の改修記念除幕式が行われ、出席・御挨拶をいたしました。この信玄公像は、「武田信玄公奉賛会」が資金を集めて一九六九年に甲府市に寄贈された、甲府駅前の信玄公像の原型で、高さ約三・一メートル。作者は、彫刻家の故・宮地寅彦氏。韮崎市の「武田八幡宮」に保存されていたものを『信玄館』の先代が譲り受けたものです。今回の修復に合わせて、作者の宮地氏の親族に許可を取った上で、金色に塗り直されました。
四月十四日からNHKカルチャー横浜ランドマークタワー教室の講座、【オンライン】『禅語入門 禅の名言を味わう(三)』全六回を開講。同十五日には高家武田家第十七代武田英信様が墓参にお越しになり、読経を行いました。
四月十八日の向嶽寺『秋葉山祈祷』は中止。同二十五日、NHKカルチャー横浜ランドマークタワー教室で【オンライン】『心がととのう禅の言葉~日々是好日~』を担当、同日から、講座『禅語入門 禅の名言を味わう(八)』全一〇回が開講、九月までかけて『十牛図』を解説いたしました。

五月八日には『歴史を楽しむ会』の皆さんが来山、恵林寺の歴史についてのお話しをいたしました。翌九日から予定されていました京都紫野大徳寺山内徳禅寺の『開山徹翁禅師六五〇年大遠忌記念茶会』は残念なことに中止となりました。
五月二十二日からは、八年目となる、東京丸の内慶應MCC講座『禅の智慧』(全六回)が開講。二十八日には、『山梨ことぶき勧学院』北都留教室に出講。

六月四日、授業寺京都花園妙心寺塔頭退蔵院開祖忌は山内のみということで、欠席。十日にはCATVの取材をお受けいたしました。同じく二十一日には、雑誌『中国紀行』の取材をお受けいたしました。翌二十二日には、道場時代からのご縁がある花巻の石雲禅寺から、托鉢の尼僧さんがお越しになりました。二十三日には『信玄公宝物館』の小野館長のご案内で、静岡県立美術館、日経新聞の皆さんを応接いたしました。
六月二十六日には、『プロティアンキャリア戦略講座』五期生に向けたオンラインでの『禅・アイデンティティ講座』を担当。

七月六日には(株)ユーキャンの取材。同十四日から、【オンライン】『禅語入門 禅の名言を味わう(四)』全六回を開講。三〇日には、『山梨ことぶき勧学院』南都留教室に出講。

八月一日には『夢甲斐塾』第二十一期生入塾式が恵林寺大書院・本堂で開催され、法話と坐禅の指導を担当。翌二日には、恵林寺の法類である知足院先住職が遷化。八月三十一日の本葬・新忌齋には、恵林寺住職として導師を務めました。同日二日には、VISAゴールド・プラチナ会員機関誌の取材を受けました。この内容は、VJAグループの雑誌『VISA』2021 OCT  No.559、『MY LOUNGE』2021 vol.202/10 に、武田信玄公生誕五〇〇年の記念として、『【山梨県】生誕500年 武田信玄で知る山梨』として掲載されました。
八月二十日には『シェリング協会オンラインセミナー』に出席、『シェリング著作集』での翻訳『独断主義と批判主義についての哲学的書簡』についてのディスカッションに参加いたしました。

九月十三日にはYBS『山梨レトロモダン』の取材があり、恵林寺本堂で撮影・収録、山梨県立博物館の守屋館長と対談をいたしました。この番組は九月二十五日『山梨レトロモダン』スペシャル『武田信玄の遺産』で放送されました。
九月十四日には、甲府で映画『信虎』の完成披露があり、YBSで試写会に参加。同二十四日には雑誌『致知』の取材を受けました。この内容は、『致知』十二月号『死中に活あり』の特集記事『修養の人・武田信玄に学ぶ -乱世を生き抜く指導者の条件-』となりました。同三十日にはBSフジの取材を受けました。この内容は、BSフジ『この歴史おいくら?』の中で放送されました。

十月一日から、昨年に引き続き、『山梨英和大学メイプルカレッジ』後期に出講、『禅の哲学』(全6回)の講座を担当いたしました。同三日には『夢甲斐塾』の取材を受けました。同六日には地元塩山高校「総合的な探究の時間」で講話。
十月十日には、昨年、恵林寺の文化事業特別展『書と花 天地』で花を担当された華道清光会梅田一穂氏と、フローリスト安藤妙子氏の『花二人展 祈りの花』(会場は『平山郁夫シルクロード美術館』)で、特別講演『祈りと旅 仏教の伝来に思う』。
十月十三日から、【オンライン】『禅語入門 禅の名言を味わう(五)』全六回を開講。同十八日には、表千家同門会米国東部支部【オンライン特別講話シリーズ】禅と茶道 第二回目『禅と茶道』で講座を担当、さらに翌十九日には甲州市商工会議所主催:武田信玄公生誕500年記念として『事業経営に生かす武田信玄公の教え①』を、十一月九日には『事業経営に生かす武田信玄公の教え②』を講演。
十月二十二日には、京都花園妙心寺で行われた、野火止平林寺住職・平林僧堂師家江楓室松竹寛山老大師の開堂式に出頭。同二十四日には、『信玄公宝物館』の小野正文氏一行とともに、例年通り乾徳山中の『夢窓国師坐禅洞窟』を登拝。二十六日には、昨年に引き続き山梨大学教養発展科目『社会の中の医療・医学』で講話。同二十八日には身延高校仏教専攻科の皆さんに坐禅指導と法話。

十一月六日には『プロティアンキャリア戦略講座』六期生に向けたオンラインでの『禅・アイデンティティ講座』を担当。同九日には東京世田谷八幡宮の総代御一行が来山され、ご案内・法話。翌十日には、「甲府市倫理法人会」第1275回『経営者モーニングセミナ』で講話:『武田信玄公500年に考える』(会場:甲府市商工会議所)。
十一月十四日から、NHKカルチャー横浜ランドマークタワー教室での講座『禅語入門 禅の名言を味わう(九)』全六回が開講。
十一月十七日には、日刊工業新聞社主催:第6期『次世代グローバル人材塾』の講師として講話(会場:帝国ホテル)。翌十八日には、昨年に引き続き、リコーITソリューションズ(株)の研修で若手社員の皆さんに講話。

十二月五日には、テレビ東京の取材。同七日には、第四五八回得々三文会で講話『修行之ススメ 番外篇 生誕五〇〇年〜武田信玄公と向き合うには...』。同十四日には、FMフジ『フレアス presents 山梨元気玉』の収録に参加。この時の対談は、十二月二十八日に放送されました。同十六日には、公益財団法人『信玄公宝物館』の理事会・評議員会に出席。同二十八日には、甲府の『得々三文会』でもう一度講話。テーマは『修行之ススメ 其ノ八』ということで、『般若心経に学ぶ』というテーマでお話をさせていただきました。


また、本年四月から、山梨日日新聞週間『こぴっと』に『れいわ寺子屋』というタイトルで、連載を始めさせていただきました。令和三年の一年間で、十八回の連載がありました。寺子屋があたりまえのようにあった昔と違い、お寺というと敷居が高く、寄りつきにくいという人が大多数になってしまった今日、こうしてこどもたちに直接話しかけることができる機会は、とても貴重で有り難いものです。お声掛けいただいたご縁に感謝し、毎回、とても楽しく書かせていただいております。
公益財団法人『禅文化研究所』発行の季刊『禅文化』にも引き続き連載をさせていただいており、今年は、第二五九号 -特集 コロナ禍の今を生きる-禅からの提言- 第二六〇号 -特集 在家禅 居士と大姉- 第二六一号 -特集 禅僧が選ぶ一冊-私を変えた本- 第二六二号 -特集 黄檗の禅 前編-  に、『禅の見方、考え方(二十三~二十六) 私とは何者か - 己事究明(二〇~二十三)』が連載されました。

その他、上で触れましたように、雑誌『中国紀行』、VJAグループの雑誌『VISA』2021 OCT  No.559、『MY LOUNGE』2021 vol.202/10 に、武田信玄公生誕五〇〇年の記念として、『【山梨県】生誕500年 武田信玄で知る山梨』が、雑誌『致知』十二月号『死中に活あり』の特集記事『修養の人・武田信玄に学ぶ -乱世を生き抜く指導者の条件-』が、それぞれ掲載されました。武田信玄公生誕五百年記念版冊子『武田流花押』にも寄稿しております。

令和四年度も、引き続き、信玄公生誕五百年の顕彰に努めながら、名刹恵林寺に相応しい活動を続け、禅の布教の拠点としての責務を果たしていく所存でございます。
壇信徒の皆様、今後ともどうぞよろしくおねがい申し上げます

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