恵林寺の二月特別朱印は、『節分会記念朱印せつぶんえきねんしゅいん』です。

二月三日は『節分』です。節分とは、季節を分ける節目のことです。
もともとは春・夏・秋・冬、四季それぞれの節目を指していましたが、江戸時代頃からは、特に「立春」の前日のことを指す言葉となったといいます。
『節分』には、「鬼ハ外、福ハ内！」と大声で呼ばわりながら福豆を撒く「豆まき」が行われ、玄関先に焼いた鰯いわしの頭と柊ひいらぎを魔除け（柊鰯ひいらぎいわし）として飾ります。
こうした「魔除け」「邪気払い」の行事は、季節の変わり目には「邪気」が現れてくると信じられていたからだとされています。

二月の節目は「立春」で、冬から春への切り替わりです。「大寒」がすぎて冬が終わり、新しく春がはじまる節目ですから、正月と並んで新しい年のはじまりとなります。心機一転、新鮮な気持ちで『節分』を過ごしたいものです。

「鬼ハ外、福ハ内！」と掛け声をかける『節分』の豆まきは、中国から伝わり、日本の宮中行事となった「追儺ついな」に由来するといいます。
恵林寺にお詣りいただきました皆さまにも、「鬼ハ外、福ハ内！」の願いが届きますように、「鬼ハ外！」と鬼を追い払う御朱印、そして「福ハ内！」と福の神がやって来る御朱印の二種類を御用意しました。

どちらも「立春」をお迎えするためのものですから、「鬼ハ外！」は紅梅紋の、「福ハ内！」は白梅紋の台紙となっています。
二種類とも、それぞれ限定二〇〇枚です。恵林寺御参詣の折には、受け付けにお声掛けください。

恵林寺　山主　謹白