2020年09月17日
山梨英和大学メイプルカレッジ2020に、住職古川周賢老大師が登壇されます...
令和2年9月から12月にかけて、
山梨英和大学メイプルカレッジ2020に、住職古川周賢老大師が登壇されます。
講座は4回。タイトルは、『禅と日本文化』です。
中国で生まれた禅は、先端的な知識として日本に持ち込まれ、長い年月をかけて日本社会に定着 し、日本文化の形成・成熟に大きな影響を与えました。
武田信玄公をはじめとする戦国武将たちと 禅僧の深い関わりはよく知られていますが、茶道、華道、書道、絵画、文学など、政治や思想のみ ならず、その影響は今日のわたしたちにも及んでいます。
本講座では、禅と日本文化の多様な関わ りを、さまざまな側面から味わいます。
【講座内容】
第1回 9月29日(火) 9:30~11:00
*『禅と茶の湯』
第2回 10月13日(火) 9:30~11:00
*『禅と書・絵画』
第3回 11月17日(火) 9:30~11:00
*『禅と武士道』
第4回 12月1日(火) 9:30~11:00
*『禅と文学』
講座について住職、古川周賢老大師は、
明治以後、西洋文化の急激な流入によってわたしたちの生き方は大きく変わりました。
畳や床の間といった日本的な生活スタイルを代表するものが、若い世代の人たちにとって疎遠となり、わたしたち日本人は、価値観をはじめものの考え方感じ方までも西洋化されている、といっても良いほどです。
一方、西洋世界に住む人々にとっては、日本の文化はとても魅力的に映るようです。
和食や日本酒のブームはもちろんのこと、サムライや武士道、さらにはマンガ、アニメなど、日本に対する世界の視線には熱いものがあります。
最近では、本格的に日本文化に親しみ、わたしたち日本人よりも日本文化に通じた外国の方たちも珍しくはなくなりました。
世界が経済的、社会的に一つになり、世界中の様々な文化がぶつかり合い、融合し合ういまだからこそ、わたしたちはもう一度、自分たちはいったい何者なのか深く問いかけ、自分たちのルーツである日本の文化に向き合う必要があります。
西洋文明がキリスト教によって深く刻印されているように、日本文化は仏教によって色濃く染め上げられています。そして、禅は浄土の教えと並んで、日本独自の発展を遂げ、日本文化の形成におおきな影響を及ぼしました。
この講座では、日本文化の根底にある禅的なものの見方、考え方に焦点を当てながら、日本文化をもう一度考え直す手掛かりを探ってみたいと思います。
と話しておられました。
*山梨英和大学『メイプルカレッジプログラム』については、こちらをご覧下さい。
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