2019年05月12日

第64回『吉祥会』山梨大会が開催されました...

平成31年4月22日(月)、23日(火)、

第64回『吉祥会』山梨大会

が開催されました...

 

茶道表千家流『吉祥会』は、吉倉虚白宗匠を会長に、全国に広く会員を擁する組織ですが、山梨県を会場に総会を開催するのは初めてのことです。

 

4月22日は、好天に恵まれ、富士の高嶺を仰ぎながらハイランドリゾートに集合。

総会、懇親会が盛大に開催されました。

総会後の記念講演は、恵林寺住職古川周賢老大師による『恵林寺と快川国師』。

快川国師の遺偈として有名な「心頭滅却すれば、火も自ずから涼し...」についてのお話を伺いました。

 

懇親会は、都留市に伝わる『お茶壺道中』を幕開けに、都留文科大学の皆さんによる軽音楽演奏。

そして立川流落語家、立川こはるさんによる落語、『茶の湯』上演など、華やいだ宴席となりました。

 

翌23日は、本番のお茶会。

臨済宗妙心寺派乾徳山恵林寺を濃茶席、点心席。

真言宗智山派高橋山放光寺と臨済宗向嶽寺派塩山向嶽寺を薄茶席に、350人以上の会員の皆様が一日の閑を愉しまれました。

 

当日は心配していた天気も好転し、すがすがしい風の吹き抜けるなかの絶好のお茶会日和。

お席がすべて山梨県を代表する名刹・古刹という贅沢なお茶会。

お越しいただいた皆様に、山梨の素晴らしさを堪能していただけたことと思います。

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住職、古川周賢老大師は、

 

今回の吉祥会山梨大会では、心配された天気も、なんとか持ち堪え、富士山の御姿も垣間見ることができました。
また、総会は初めての経験でしたが、山梨吉祥会の皆さんの一丸となっての綿密な準備と、当日の並々ならぬご尽力のおかげさまをもちまして、進行は円滑に流れ、素晴らしい会になったと思います。

 

今回は、恵林寺、放光寺、向嶽寺という名刹を会場とさせていただきましたので、移動・動線など課題も多く、会場をお借りしました寺院の皆様にも本当にご迷惑をおかけしましたが、かえって過分なるご高配を賜り、感謝の思いでいっぱいです。

 

また、計画の段階からご無理をお願いし、念入りに準備を重ね、当日は眼に美しく爽やかで美味しい点心をおだしいただきました鎌倉の『鉢の木』さんにも、心からの御礼を申し上げます。

 

このたびは、非力ながら大会の実行委員長を務めさせていただきましたが、皆様のおかげさまで、なんとか大過なくお役を務めることができました。

山梨の魅力、そしてお茶の素晴らしさを一人でも多くの方にお伝えするという思いが、少しでもかないましたならば、これ以上の喜びはございません。
万障繰り合わせ、遠路お運びいただきました建長寺管長吉田正道老大師猊下、大徳寺塔頭玉林院閑栖和尚様をはじめ、高台寺様、来賓の皆様、そしてお手伝いいただきました皆様、本当にありがとうございました。 

 

と、話しておられました。

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