2024年07月07日

【終了いたしました】7月7日から、特別朱印『七夕・縁結び』をお分けいたします...

『武田信玄公四五〇回忌』を記念して、恵林寺では毎月一つ、特別朱印を準備しております。
七月文月ふみつきは、七夕にちなんだ『縁結び』朱印です。

 

 

七夕といえば、織女しょくじょ牽牛けんぎゅうの伝説を思い浮かべる方が多いかと思います。

織女と牽牛の物語は古く、六世紀初めに中国の南朝・りょうの国で編纂された詩文集『文選もんぜん』の中に収録されていますが、典拠そのものはさらに漢の時代までさかのぼる、古代の物語だと言われます。『文選』が編まれた南北朝時代の『荊楚歳時記けいそさいじき』には、織女と牽牛が出会う日が七月七日だと記されているそうです。

 

日本には奈良時代に伝わり、日本にもともと存在していた棚機津女たなばたつめの物語とあわさって、貴族階級に流行し、定着したといいます。
七夕は今日では、「星祭り」として親しまれています。

織女は「織姫星おりひめぼし」として、こと座のベガ(Vega)。

牽牛は「彦星ひこぼし」として、わし座のアルタイル(Altair)。

この二つの星が天の川を挟んで向かい合うのです。愛し合う二人は、一年にただ一度七月七日にだけ出会うことが許される運命にあるというのです。
七夕の夜には、短冊に願い事を記し、笹竹に結びつけて飾ります。

 

人と人との出会いは、すばらしいものです。
織姫と彦星のような恋人どうしに限らず、限りある一生のうちにわたしたちは多くの出会いと別れを経験します。

そうした出会いの御縁を大切に...という思いで、この『縁結び』朱印を謹製いたしました。


限定三〇〇枚。


御希望の方は、お参りのおりに、拝観受け付けにお声掛け下さい。

          山主 謹白 

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