令和７年　３月１６日（日）　１３：３０～

恵林寺文化講座第４６回

　　『山田寅次郎の足跡』が開催されます．．．

講師は、和多利　月子　氏（ワタリウム美術館ディレクター）

山田寅次郎（１８６６～１９５７）は、明治から昭和まで活躍した実業家、茶人です。

茶道宗徧流の第８代家元を継ぐ立場にありながらトルコに渡り、オスマントルコ皇帝アブデュルハミド２世に拝謁、その信頼を得て、トルコのイスタンブールで事業を興しました。

日本とトルコの橋渡しとして活動して後、帰国。

その後、５７歳の時に茶道宗徧流第８世の家元を襲名して山田宗有を名乗り、宗偏流茶道の発展に尽力しました。

激動の時代に、波瀾万丈の人生を送ったその人生には、学ぶべきことが沢山あることでしょう。

皆さまのお越しをお待ちしております。

【日　時】　令和７年　３月１６日（日）

　　　　　　１３：３０～（開場１３：００）

【開　場】　恵林寺大書院・八衛門座敷

【定　員】　７０人（要予約）

【参加費】　一般：　３,０００円

                      学 生：　１,５００円

＊お問い合わせ、チケットの取り扱いは、

　恵林寺受付（９：３０～１６：３０）

　　☎　０５５３-３３-３０１１

　　山梨県甲州市塩山小屋敷２２８０

　　　　乾徳山　恵林寺

住職、古川周賢老大師は、

山田寅次郎翁のことは、ワタリウム美術館での展覧会を通じて、初めて知りました。

今のような便利な交通手段も、しっかりした情報も無い中、大変な覚悟をもって世界に羽ばたいたその生き方には、深い感銘を受けました。

そして帰国後には実業家としての優れた才覚を示し、一転、茶道宗偏流家元となって人生を締めくくる．．．

独特の道具を拝見し、個性的で優れた感性と美意識にも驚かされました。

今回は、ワタリウム美術館の和多利月子氏をお迎えすることが出来るのも、嬉しいことです。

月子氏は、山田寅次郎その人のお孫さんにあたります。

一人でも多くの方に、お越しいただきたいと思います。

と話しておられました。