2024年11月02日

11月3日から、『武田信玄公生誕記念朱印』をおわけいたします...

十一月三日は武田信玄公の誕生日です。


これにちなみ、信玄公の菩提寺である恵林寺の、十一月の御朱印は、『武田信玄公生誕記念』特別朱印です。

 

戦国の雄、武田信玄公は、大永元年(1521年)11月3日、甲斐国守護武田信虎の嫡男として生まれました。
仏教、特に禅に深く帰依した信玄公は、若い頃から惟高妙安いこうみょうあん策彦周良さくげんしゅうりょう岐秀玄伯ぎしゅうげんぱくといった禅の高僧たちに教えを受け、永禄2年(1559年)には、岐秀玄伯を師として出家し、武田晴信 改め 徳栄軒とくえいけん信玄と号しました。
後に、美濃・崇福寺そうふくじから快川紹喜かいせんじょうきを招くとともに恵林寺を菩提寺に定め、快川を師として手篤てあつく遇しましたが、この二人の交わりは、師弟という関係を超えて、互いに深く共感し、尊敬し合うものでした。

 

信玄公は元亀4年(1573年)4月12日に、五十三年を一期いちごとしてこの世を去りますが、師である快川は、三年の秘喪ひもの後に恵林寺で執り行われた葬儀にあたり、自身よりも二十歳近い若さで世を去った信玄公を追悼して、熱烈にして切々たる偈頌げじゅを捧げ、その偉大さを讃え、早すぎる死を惜しんでいます。
快川紹喜は正親町おおぎまち天皇から「大通智勝国師だいつうちしょうこくし」という国師号をたまわる、時代を代表する傑僧でした。
その快川国師から、これほどまでの尊敬を得るということは、信玄公がいかに優れた資質を持って生まれ、そしてその天賦てんぷの才を生かすためにどれほどの修養を重ねたかということをあらわしています。


勇猛果敢で軍略に優れ、しかも慎重。

人情の機微に通じて人望篤く、しかも事に当たっては果断。

和漢の詩文に通じ、禅の奥義を究める...
信玄公は戦国のみならず日本の歴史に燦然さんぜんと輝く偉才です。

 

武田信玄公の誕生日を記念する御朱印は、限定300枚。


信玄公の位牌に配されている、昇り龍・降り龍の「双龍そうりゅう」を切り紙で表現した特別なものです。

ご希望の方は、お詣りの折に、受け付けにお声掛けください。

 

 

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