2024年06月22日
山梨英和大学メイプルカレッジ2024で、住職古川周賢老大師の『禅の哲学』が今年も開講されました...
山梨英和大学 Maple College2024
に、今年も住職 古川 周賢 老大師が登壇され、開講いたしました。
山梨英和大学のこの『メイプルカレッジ』は、「生涯学習としての社会人の学び直し」というテーマで、今年で26年目を迎えます。
老大師との御縁は、2020年に『禅と日本文化』というテーマで4回の講座を担当されたのが始まりです。
今年は、4回目となる
『禅の哲学』
今年も内容を大きく変えての講座となりました(全6回)。
***** 講座概要 *****
禅の世界は「不立文字 教外別伝」と言われ、言葉による伝達ができないものとされています。
しかしながら、わたしたちは、自らの経験を「言葉」に落としこむことで、初めて「吾がもの」とすることができるようになります。
言葉による接近の限界を踏まえつつ、禅の世界にどう向き合うか、禅の問答を手引きとして考えます。
【日程】
5月21日(火) 9:20~10:50 【入門】禅の哲学を学ぶために
6月18日(火) 9:20~10:50 禅とは何か?
7月16日(火) 9:20~10:50 自分自身を見つめるとは、どういうことか?
9月17日(火) 9:20~10:50 自分らしく生きるとは、どういうことか?
10月15日(火) 9:20~10:50 禅的な生き方とは、どのようなものか?
11月19日(火) 9:20~10:50 現代社会と禅
テキストは、資料をお渡しいたします。
持ち物は、筆記用具のみです。
住職、古川 周賢 老大師は、
山梨英和大学のメイプルカレッジとの御縁は、今年で4年目に入ります。
毎回、聴講されるみなさんの真剣な姿勢に強い印象を受けました。
ご質問も鋭く的確で、講座そのものが敢えて踏み込んだ内容のものであるだけに、みなさんの深い理解をいただいていることを確信し、手応えを感じながらの充実した講座をさせていただいています。ですから、こうしてみなさんと回数を重ねて接することができるのは、とても嬉しいことです。
今年で3回目となる『禅の哲学』ですが、禅は修行だけではなく、思想的な背景がしっかりしています。たとえば、西田幾多郎、鈴木大拙をはじめとする「京都学派」の哲学を通じて思想的な掘り下げが行われ、その過程の中で西洋思想との対決が繰り返され、東洋と西洋の根本的な対話という大きな成果を得てきています。
本講座はそうした背景を踏まえながら、昨年とは大きく編成を変えて、難解とされる「禅問答」を通じて、禅の思想世界を考えます。
哲学的な学びに不慣れな方でも参加できるように、専門的な議論に立ち入ることなく、できる限り日常の言葉を用いることを試みたいと思います。
そしてその上で、哲学的な議論の深みへと踏み込んでいくことができれば、と考えています。
と話しておられました。
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