2021年05月01日

5月8日から、恵林寺『降誕会特別朱印』をお配りいたします...

『武田信玄公生誕五〇〇年・四五〇回忌』の記念として、恵林寺では本年、毎月、記念の特別朱印を用意しておりますが、5月は『降誕会(ごうたんえ)特別朱印』です。

 

4月8日は『降誕会』、お釈迦様の誕生日です。

 

『降誕会』はまた、『花祭り』として親しまれ、花をいっぱい飾った「花御堂(はなみどう)」に納められた、生まれたばかりのお釈迦様、「誕生仏(たんじょうぶつ)」に「甘茶(あまちゃ)」を注いでお祝いをします。

 

お釈迦様は、いまからさかのぼる二六〇〇年ほど昔に、北インド(現在はネパール)のルンビニー(藍毘尼)の花園で、マーヤ(摩耶)夫人を母としてこの世に生をうけました。
お釈迦様は産まれるとすぐに七歩歩き、右手で天を、左手で地を指差し「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と唱えられたといいます。
この時、お釈迦様が歩く足下に蓮花(れんげ)が湧き出て開いてその足を支え、誕生を祝う九体の龍王が天から甘露の雨を香水(こうずい)として降らせたと伝えられています。

お釈迦様の誕生日が『花祭り』としてお祝いされるのは、このような物語によるのです。
それゆえ、「降誕会」は別名「灌仏会(かんぶつえ)」「浴仏会(よくぶつえ)」「仏生会(ぶっしょうえ)」「龍華会(りゅうげえ)」などとも呼ばれています。

 

「天上天下唯我独尊」とは、産まれたばかりの赤ちゃんがあげる「オギャーッ、オギャーッ」という誕生の叫び声のことです。すべての生命は、この世界にたった一人しかいない大切な生命です。
お釈迦様だけではなく、生きとし生けるものすべての生命は、このように、生まれ出た瞬間に、生命の輝きと歓びを、天地に轟く大きな声にして、世界に向かって告げ知らせるのです。

「降誕会」は、すべての生命を讃えるお祭りなのです。

 

恵林寺では、旧暦にあわせて、5月8日に「降誕会」をお祭りします。
この度、恵林寺では記念の「降誕会記念朱印」を謹製いたします。

5月8日の『降誕会』にお運びいただきました皆さまに、おわけいたします。

限定数は、二〇〇。
お詣りの皆さんも、花御堂の小さな可愛いお釈迦様に、心を込めて甘茶を注ぎかけてください。

 

             恵林寺 山主 謹白

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