2020年12月29日

令和2・3年 年末年始のおしらせ...

  ~*~*~*令和2年から3年にかけてのお知らせです*~*~*~

 

*新型コロナウイルス感染症の流行拡大が心配される中、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が、年末年始の外出は極力控えるように、という提言を出しております。

恵林寺では毎年『恵林寺・放光寺除夜の鐘』として、皆さまにお詣りいただきますようお声掛けをしてまいりましたが、このような状況下で鐘搗きの行事を行うのかどうか、行う場合であるならば、どのようにするか、という点について熟慮を重ねてまいりました。

 

*結果として、現時点の判断では、この行事が遠方からの観光の皆さんのためのものではなく、主に地元の壇信徒の皆さんの年中行事の一つとして親しまれている、という点を考え、12月31日の深夜11:30から開始の、大晦日の『除夜の鐘』は、昨年に引き続き『恵林寺・放光寺 除夜の鐘』として、放光寺と協働して開催することといたします。

 

*開催にあたりましては、感染症対策を厳重にするため、鐘搗きを御希望の方は、間隔を開けてお並びいただきますように、また鐘搗き時の手指の消毒を徹底していただきますようご協力をお願いいたします。あわせまして、高齢の方、基礎疾患をお持ちの方など、健康上の配慮がございます皆さまに関しましては、出来る限り、鐘搗きではなく、静かに鐘の音を聴きながらの新年をお迎えいただきますようお願い申し上げます。

 

*これに併せて、例年行ってまいりました甘酒のお振る舞いは取り止めといたします。

また、人が集中しやすい焚き火、ストーブなどの設置も避けた方が良いと判断しております。お越しにあたりましては、十分な防寒をご準備ください。

 

*恵林寺・放光寺、両寺お詣りの方にお持ち帰りいただいておりました「干支の記念スタンプ」は、両寺をお詣りいただきましたおりに捺していただけるように準備をいたしますが、手指の消毒など、十分なご配慮・ご協力をお願いいたします。

 

*禅寺のお正月を代表する『大般若祈祷』は、規模を縮小して恵林寺山内のみで、正月の3日間をかけて例年通りおこないます。

 

 【令和2年】

 

       『恵林寺・放光寺 除夜の鐘』

 

*12月31日(日)大晦日:午後11時30分~ 除夜の鐘(鐘撞き百八声)

 

 

 【令和3年】

 

* 1月 1日(月) 元旦 :午前 0時30分~ 新年初法要(祝聖)

 

              :午前10時00分~ 元正大般若(大般若祈祷)

 

* 1月 2日(火)    :午前11時00分~ 修正大般若(大般若祈祷)

 

* 1月 3日(水)    :午前10時00分~ 満散大般若(大般若祈祷)

 

 

*大般若祈祷会について...

 

 全六百巻の『大般若経』を、一日につき二百巻ずつ「転読」することによって『大般若経』の功徳を新年の御札(般若札)にこめていきます。

 元旦は元正(げんしょう)大般若、二日は修正(しゅうしょう)大般若、そして三日目に満散(まんさん)大般若で満行となります。

 「転読」というのは、実際にお経本を誦み上げる代わりに、真言を唱えながらお経本をめくり、お経本の持つ功徳の力に与る、という儀式です。

 参加者全員が、一冊一冊お経本を手に取って「大般若波羅蜜多経第~~巻! 唐の三蔵法師玄奘奉詔訳!」と唱え、真言を唱えながらお経本を大きく翻します。

 そして翻し終わったところで、「降伏一切大魔最勝成就!」と唱えて締めくくります。 お経本が華やかに空中に翻る様子は、とても見事です...

 

 恵林寺の大般若祈祷會では、例年、正月と三日に信者さんが参加し、二日には縁故の和尚さんがお出ましになられますが、今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、規模を縮小して、山内・関係者のみで執り行います。

ご理解ご協力のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。

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