2019年04月29日

恵林寺本堂において、コンサート『箏と名勝恵林寺庭園 〜武田不動尊に献ずる〜』が開催されました...

平成31年4月15日(月)、恵林寺コンサート『箏と名勝恵林寺庭園 〜武田不動尊に献ずる〜』が開催されました。

主催は、甲州市教育委員会文化財課。


山梨市出身で、フランス、イタリアなど世界各国で演奏活動を続ける日原史絵さんのコンサート。

ライトアップされた夢窓国師庭園をバックに、桜や甲斐の国、恵林寺、武田不動尊をテーマにしたプログラムは、

 

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一曲目、エリック・サティの『ジムノペディ』に乗せて唄われる『万葉集』からの『なまよみの甲斐...』

富士の高嶺を讃える賛歌がとても素晴らしく、幽玄の世界に誘われます...


続いて『桜』『朧月』自作の『曼珠沙華』そして『武田不動尊』...

最後に山梨のソウルソング『武田節』...

 

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当日は、七十名以上の皆様がお越しになり、冷え込みが厳しいため、急遽準備されたストーブで暖をとりながら、熱心に耳を傾けておられました。

 

恵林寺の寺宝、武田不動尊に捧げられた日原史絵さんの自作が「初演」されたとのこと、住職の特別の計らいで不動堂を公開し、武田不動尊の夜の特別拝観となりました。

 

住職、古川周賢老大師は、


素晴らしい演奏を聴かせてくださいました日原史絵さんは、地元松里中学校に通われていたとのこと。

幼い頃から親しまれていた武田不動尊に捧げられた作品が、イメージが膨らむ素晴らしい作品でした。

このような素晴らしい作品が、ゆかりの恵林寺で初演していただけましたこと、忘れることのできない思い出となりました。ありがとうございました。
お寺に響く重厚な物音から、不動尊を守護する迦楼羅神の紅蓮の焔、不動尊の忿怒相が表す峻厳さと、うちに秘められた慈悲の心...
思わぬ夜の冷え込みが大変でしたが、熱気のこもる会場は素晴らしい一体感に満たされました。

こうした機会を恵林寺で持てますこと、本当に有り難いことと思います。

多忙な中、素晴らしい演奏を聴かせてくださいました日原史絵さん、企画運営に当たられました甲州市の皆さん、お運びいただきました皆さん、本当にありがとうございました!

と話しておられました。

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