2018年02月25日
長崎 霊源院の玄関窟老大師が恵林寺に逗留されました...
平成30年2月19日から22日まで、長崎 霊源院の玄関窟 松本普成老大師が
恵林寺にお越しになりました。
玄関窟老大師は美濃の伊深 正眼寺僧堂で修行をされ、梶浦逸外老師に嗣法。
長崎霊源院住職を経て、平成11年、黄檗山禅堂師家に就任。
同13年には自坊である霊源院に霊源僧堂を開単し、師家に就任、今日に至り
ます。
恵林寺住職、古川周賢老大師とは以前からご縁があり、一昨年の夏には古川周賢
老大師が長崎の霊源院をお訪ねしています。
老大師の御自坊、長瀧山霊源院(ちょうろうさんれいげんいん)は、長崎県長崎市
平間町にあり、「瀧の観音」として親しまれている黄檗宗の寺院です。
古くは弘法大師の伝説も残る古刹ですが、文献に遡ることができる開創は万治3年
(1660)、黄檗木庵禅師の法嗣鉄巌禅師が開山。
寛文7年(1667)、唐商の許登授が観音堂を建立、中国伝来の魚藍観音像を本尊と
して納めて今日の寺観となりました。
昭和13年生まれの玄関窟老大師は、今年で80歳。
今も矍鑠として、御自坊を初め各地の禅会の指導をしておられます。
恵林寺逗留中、隣接の「信玄公宝物館」もお訪ねになり、お帰りにあたっては、
折しもチラチラと舞い散る雪に破顔微笑、「好雪片々別所に落ちずじゃな」と
甲州の冬を堪能しながらのご滞在となりました。
長崎 霊源院については、こちらをご参照ください。
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