2021年12月17日

茶道表千家宗芳会のお茶会が開催されました...

令和3年11月23日(火)、茶道表千家宗芳会のお茶会が、恵林寺『一个亭』で行われました。

 

新型コロナウイルス感染症の影響のため、2年ぶりのお茶会となります。

また、移築が完了した『一个亭』を会場とするお茶会としては初めてのものとなり、お茶室『一个亭』のお披露目ともなりました。

 

今回も、コロナウイルス感染症に配慮し、内容と規模を縮小しての集まりで、まだまだ本格的なものとは言えませんが、美しい紅葉の中、ご参加の皆さんは、普段は立ち入ることのできない恵林寺庭園を抜けて、移築が完了した『一个亭』に入り、久し振りの茶の湯の楽しさを楽しんでおられました。

一日も早いお茶会の再開を心から願います。

 

住職 古川周賢老大師は、

 

新型コロナウイルス感染症の影響で、この二年間、春と秋に開催されていた恵林寺のお茶会も、できないでおりました。

移築なったお茶室『一个亭』も、お披露目もできずとても残念でしたが、今回、限定的とはいえちゃんとした形で皆さんにお越しいただくことができてとても嬉しく思っています。

当日は、『一个亭』命名の切っ掛けとなった画家 近藤乾年先生のご親族の方にもお越しいただくことができ、有り難いことと思います。

宗芳会の皆さまには、心から御礼を申し上げます。

私もお席に入らせていただきましたが、紅葉が美しく、庭園のせせらぎが耳に心地よく、感嘆致しました。

また、お点前は山梨大学表千家茶道部の皆さんが担当され、普段の研鑽がうかがえる端正な立ち居振る舞いに清々しさを感じ、若い力がお茶の世界に入ってきていることを実感致しました。

コロナ禍を超えて、新しいお茶の形を考えていくべき時が来ていますが、今回のお茶会には沢山ヒントがあったと思います。

今後を見据えての希望と宿題をいただきました。

 

と話しておられました。

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