皆様ご承知の通り、令和２年５月２５日（月）夜、最後まで継続となっていた北海道と首都圏（東京・埼玉・千葉・神奈川）の『緊急事態宣言』解除が政府から正式に告示され、４月７日以来４９日間にわたって続いてきた「緊急事態宣言」は「全面解除」となりました。

山梨県ではこれに先立ち、一足先の宣言解除となり、恵林寺では既に５月１８日（月）から、人数制限などの対策を講じながら拝観を再開してきておりましたが、この度の「緊急事態宣言」の「全面解除」にあわせて、改めて拝観方法についての検討を行い、その上で、拝観の「全面再開」をすることと相成りました。

ただ、新型コロナウイルス感染症流行再燃の危険はいまだ油断を許さないところでもあり、全面再開とはなりますが、以下の点については引き続き皆様にご理解・ご協力をお願いいたします。

　　１、朱印は接触の危険が極めて高いものですので、引き続き当面の間、

　　　　あらかじめ書き置いたものをお渡しすることとし、お持ちいただいた

　　　　朱印帳への直接の書き込みはいたしません。

　　２，受付周辺の人の密度が一時的に高まる可能性がございますので、

　　　　できるだけマスクの着用をお願いいたします。

お越しにあたりましては上記のご協力をお願いするとともに、感染症予防の対策を各自のご判断で講じていただきたく存じます。

また、「緊急事態宣言」は全面解除となりましたが、同時に、

（１）「県境を跨ぐ移動」については、６月１日（月）から、

（２）「北海道・東京・神奈川・埼玉・千葉」との間の往来は、６月１９日（金）から、

再開するという指針が示されております。

各県の「観光振興」は、これにあわせて徐々に再開し、全面再開は８月１日が目処として示されてもいます。

恵林寺も、基本的にはこの指針に従う予定でおります。

拝観を検討中の皆様におかれましても、この指針に従ってご予定を検討いただきますよう、ご理解・ご協力をお願いいたします。

＊恵林寺では現在、『武田信玄公生誕五〇〇年・４５０回忌』に向けた記念事業として、

『武田不動尊』を安置する『不動堂』および信玄公の「墓域」周辺の拝観経路の全面改修工事、並びに「堂濡れ縁・渡り廊下」の改修工事を行っております。

このため、お越しの皆様には拝観経路の制約・変更をお願いしております。皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

＊また、既にお伝えしましたとおり、上記の拝観経路の改修工事の完成をまちまして、６月１日（月）から、『拝観料』の全面改定を行います（大人一人３００円　→　５００円　／　子供一人１００円　→　３００円　など）。

これは、信玄公の記念年にあわせての寺域の改修のためでございます。皆様には、ご理解・ご協力いただけますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。

＊なお、隣接の公益財団法人『信玄公宝物館』は、当面の間、木曜日・金曜日を休館日にして開館を再開しております。