2019年02月04日
季刊『禅文化』第251号 -特集 なぜ「禅宗」は祈祷をするのか- が刊行 されました...
季刊『禅文化』第251号
-特集 なぜ「禅宗」は祈祷をするのか-
が刊行 されました。
禅は修行の宗教であり、「己事究明」を旗頭にしています。
だから禅においては、自分自身の心の見つめ、その根源を明らかにすることが
大切であり、祈祷を通じて有為の功徳を求めることは基本的にはよしとされて
はいません。
それにもかかわらず、禅寺でもたとえば正月3日間厳修される「大般若祈祷会」
のような祈祷が執り行われています。
一見矛盾するような、この現象は、いったいどのように考えられるべきなのか。
こうした祈祷の行いの底流には、何があるのか、修行の現場に立つ現役の僧堂
師家の寄稿を先頭に、歴史的概観、禅寺で唱えられる陀羅尼の検討、密教に
おける加持祈祷の意味など、さまざまな側面からの論考が集められています。
季刊『禅文化』には、住職 古川 周賢老大師も引き続き連載を 続けており、
この第251号では、
『禅の見方、考え方(一五) 私とは何者か - 己事究明(一二)』
というタイトルで執筆をしておられます。
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