山梨英和大学　２０２２ Maple College に、昨年に引き続き、今年も住職　古川　周賢　老大師が登壇されます。

山梨英和大学のこの『メイプルカレッジ』は、「生涯学習としての社会人の学び直し」というテーマで、今年で２４年目を迎えます。

老大師との御縁は、一昨年、『禅と日本文化』というテーマで４回の講座を担当されたのが始まりです。

昨年は『禅の哲学』ということで５回の講座を担当されましたが、今年は、より本格的にということで、昨年に引き続き

　　　『禅の哲学』

を、内容をさらに補強しつつ、全６回で講義いたします。

　　　＊＊＊＊＊　講座概要　＊＊＊＊＊

修行の宗教である禅は、「言葉に頼るな（不立文字：ふりゅうもんじ）」と教えます。

しかしながら、どのような修行も言葉に落とし込んでいかなければ活きたものとはなりません。

本講座では、禅がどのような人間の生き方を目指すのか、現代の私たちの問題として、哲学的な視点から考えます。

　　　【日程】

　５月　９日（月）　　９：３０～１１：００　　【入門】禅の哲学を学ぶために

　６月１３日（月）　　９：３０～１１：００　　「禅」とは何か？

　７月　４日（月）　　９：３０～１１：００　　自分自身を見つめるとはどういうことか？

　８月　１日（月）　　９：３０～１１：００　　自分らしく生きるとはどういうことか？

　９月１２日（月）　　９：３０～１１：００　　禅的な生き方とはどのようなものか？

１０月　３日（月）　　９：３０～１１：００　　現代社会と禅

テキストは、資料をお渡しいたします。

持ち物は、筆記用具のみです。

住職、古川　周賢　老大師は、

山梨英和大学のメイプルカレッジとの御縁は、今年で３年目に入ります。

初めての講座の時から、聴講されるみなさんの真剣な姿勢に強い印象を受けました。ご質問も鋭く的確で、講座そのものが敢えて踏み込んだ内容のものであるだけに、みなさんの深い理解をいただいていることを確信し、手応えを感じながらの充実した講座をさせていただいています。ですから、こうしてみなさんと回数を重ねて接することができるのは、とても嬉しいことです。

昨年から、『禅の哲学』というテーマで講座を進めさせていただいているのですが、禅は修行だけではなく、思想的な背景がしっかりしています。たとえば、西田幾多郎、鈴木大拙をはじめとする「京都学派」の哲学を通じて思想的な掘り下げが行われ、その過程の中で西洋思想との対決が繰り返され、東洋と西洋の根本的な対話という大きな成果を得てきています。

本講座はそうした背景を踏まえながら、日常的なものの考え方に落とし込んだところで、その成果を大掴みに見通すことを狙います。

３年目に入るコロナ禍、そして国際紛争の勃発と、先行きへの不安を感じておられる方が多い今だからこそ、人生を深く鋭く考えるべきであると考えます。

哲学的な学びに不慣れな方でも参加できるように、専門的な議論に立ち入ることなく、できる限り日常の言葉を用いることを試みたいと思います。そしてその上で、哲学的な議論の深みへと踏み込んでいくことができれば、と考えています。

と話しておられました。

講座については、こちらをご覧ください。

お問い合わせ、お申し込みは

山梨英和大学メイプルカレッジ　

〒４００－８５５５

山梨県甲府市横根町　８８８

E-mail: extension@yamanashi-eiwa.ac.jp

Tel: 055-223-6034 /